この記事では、韓国で力強く生きる人々の暮らし・価値観・お金との向き合い方にクローズアップしていきます。
物価高や先の見えない将来に不安を感じる今、韓国の若い世代が実践する”新しい働き方”は、日本に住む私たちにとっても学びが多いと感じています。
会社に縛られず自由に稼ぐ人、テクノロジーを味方につけて成功した人、自分らしい選択をした人ーーそんな実例から、私たち自身の働き方のヒントを一緒に見つけていけたらと思います。
今回紹介するのは、韓国のYouTube動画「”AI 쇼츠랑 비교 안돼요” 촬영없이 자동화로 인생역전한 개발자 출신 부부」。日本語に訳すと「”AIショートとは比較にならない” 撮影なしで自動化により人生逆転した開発者出身夫婦」です。
「家族も知らない…」月収200万円の秘密
「家族も周りも、私たちが何をやってるか知りません。毎日意味不明なAIの話ばかりしているので、『あの二人、何をしているんだろう』って思われています」
とは話すある韓国のご夫婦。実は月収1,780万ウォン(約200万円)を稼ぐYouTuberだとは、周りの家族や親戚は誰も知らないといいます。

元開発者のユニさんとキム・ヘリンさん夫婦。朝から晩まで残業地獄で働いていた彼らが、わずか1年2ヶ月で年収1億ウォン(約1,100万円)を達成しました。しかも顔出しなし、撮影なしのYouTubeで。
「そんなのありえる?」と思われるかもしれませんが、彼らの作業現場を覗けば、その驚愕の仕組みが明らかになります。
地獄の開発者時代から「平日って何?」状態への転身
「開発者って稼げそうなイメージがありますが、実際は公務員並みの給料で残業地獄でした」
ヘリンさんの年収は4,000万ウォン台(約400万円)。IT業界では平均的な水準でしたが、深夜まで続く残業で自分の生活はゼロ。夫のユニさんも同じ状況でした。
興味深いことに、二人は中古書店で開発本を買い漁っているうちに出会ったという、絵に描いたような理系カップルでした。
転機は2023年3月。「AIが未来だ」と確信した二人は、思い切って会社を辞め、YouTube運営に専念します。
たった1年2ヶ月で起きた変化
- 年収1億ウォン達成(開発者時代の2.5倍)
- 800万ウォンの中古車→テスラを注文
- 5坪のワンルーム→28坪の広い家へ引越し
- 月収最高1,780万ウォン(2024年4月実績)
「収益もそうですが、生活の質が全然違います。今日が火曜日か月曜日か、平日の概念、曜日の概念がなくなりました」とユニさんは語ります。

生活に余裕がありすぎると、曜日の概念がなくなるようです。
10分で動画完成!驚異のAI制作システム
彼らの成功の秘密は、緻密に構築されたワークフローにあります。
第一段階:トレンド分析
独自開発した分析ツールで、5月20日にアップされたトマト関連動画がわずか40日で40万再生を記録していることを発見。「これは狙い目だ」と即座に判断。
第二段階:AIスクリプト生成の威力
普通のChatGPTなら「トマトは健康に良い野菜です…」という平凡な文章を生成しますが、彼らがカスタマイズしたClaudeは全く違います。
「毎朝鏡を見るたび、増え続けるシワと色あせた肌色にため息をついていませんか?血糖値と血圧が高いと言われ、心配が絶えませんか?実は、私たちが普段よく見かける赤い野菜一つが、これらすべての問題の解決策になるかもしれないという事実をご存知でしたか?」
この違いが分かるでしょうか。これが「フック(引き)」の威力なのです。
第三段階:無限生産体制
Vrewにスクリプトをコピペして30秒後には完成動画が。
「この間に別のスクリプトをまた作るんです。無限生産体制ですね」と二人は笑います。

実際に作業中の画面を見せながら、動画制作の方法について洗いざらい説明してくれるご夫婦。
なぜ「高齢者×長尺動画」で年収1億円なのか
「若者向けのショート動画?それじゃ稼げません」
「高齢者の方は最初の3分を見て『この人、まともかな?』って判断するんです。
OKだと思えば、登山中でも地下鉄でもラジオ感覚で最後まで聞いてくれるんです」
彼らの戦略は明確です。
驚異の収益構造
- 通常のYouTuber:1000回再生で約300円
- 彼らの場合:1000回再生で600〜1100円(RPMが2〜3倍以上)
- さらにPPL(企業案件):1回の動画制作で公務員の月給相当(約30万円)
なぜ長尺動画の方が儲かるのか?
- 動画が長いほど、挿入できる広告数が増える
- 視聴時間が長いほど、YouTube側の評価も上がる
- 高齢者は最後まで視聴する傾向が高く、広告単価(RPM)が跳ね上がる
たった約1年2ヶ月間の運用で、メインチャンネルだけで累計7,100万ウォン(約710万円)、サブチャンネルでも2,200万ウォン(約220万円)を稼ぎ出しています。
成功の本質は「フック理論」にあり
「AIを使えば誰でも動画は作れます。
でも再生される動画と見捨てられる動画には理由があるんです」
彼らが発見した成功法則: 面白さ = 好奇心 × 新鮮さ
例えば「高血圧を下げる方法」ではなく「医者が自分の親には絶対に飲ませない降圧剤の正体」というタイトルの方が圧倒的にクリックされます。
「フック、フック、フック…最後まで引きの連続じゃないと誰も見てくれない」
1万字を超える超詳細なプロンプトを作り、30分の動画を8時間かけて分析することもあるという徹底ぶり。「本質は人間が握っている。AIはツールに過ぎない」という言葉が印象的です。

あくまで、AIを使う側にならなければならないという彼ら。
AI時代の生き残り術「1週間で時代遅れ」
「一週間でもAI情報をチェックしないと、もう時代遅れ。それくらい進化が速いんです」
驚くべきは、新バージョンが必ずしも改善しているとは限らないこと。
「同じプロンプトでも品質が変わります。コーディングは進化しても、文章生成は逆に劣化することもある」

お昼ごはんを食べながらも、AIの最新情報について語り合う二人。
彼らの学習法
- AI技術に関しては書籍は使わない(出版時点で情報が古い)
- ただし、コピーライティングやマーケティングなど「普遍的な本質」は書籍で学ぶ
- プロンプトもAIに書かせる(AIの使い方をAIが教える)
「AIの使い方は日々変わるから、リアルタイムで学ぶ。
でも人間心理や文章の基本は100年前から変わらないから、それは本で学ぶんです」
「簡単に稼げる」は嘘。でも、始め方はある
最後に、夫婦に率直な質問をぶつけてみました。「正直、誰でもできますか?」
ユニさんは少し考えてから答えます。
「簡単に稼げるなんて嘘です。でも、正しい方向性さえ分かれば、あとは努力次第。
僕らも最初の3ヶ月は収益ゼロでした」
今すぐできる、たった一つのこと
「まず、今日から1週間、毎日1時間だけYouTubeで『自分が見たくなる動画』を研究してください。なぜクリックしたのか、なぜ最後まで見たのか。
その理由をメモするだけで、成功への第一歩になります」
彼らが強調するのは「分析力」。高額なツールより、まず「なぜこの動画は伸びたのか」を100本分析することが大切だと言います。

「本当にギリギリ耐え忍んでいた生活でした。でも諦めなかった。
今は自分が主導的に生きているので、世界がもっと美しく見えるんです。
こんな世界があるということを、あなたにも知ってほしいんです」
おわりに:あなたも「向こう側」へ行ける
開発者時代は「月曜から金曜は会社」という曜日に完全に縛られていた二人。今では「今日が火曜日か月曜日か」さえ意識しない、完全に自由な生活を手に入れました。
800万ウォンの中古車でも十分だった。 5坪の部屋でも生きていけた。 でも、もっと違う生き方があることを、彼らは証明しました。
AIは魔法の杖ではありません。 でも、あなたの努力を10倍、100倍に増幅してくれる最強のパートナーになり得ます。
今この瞬間も、世界のどこかで「普通の人」がAIを使って人生を変えています。
次は、あなたの番かもしれません。

▼元の動画はこちら:
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本記事で使用されている画像やキャプチャーは、YouTubeチャンネル「나는 사장님(ナヌン サジャンニム)」様から許可を得て使用しています。
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